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Cutting Edge

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2006年 01月 04日

あけましておめでとうございます

少し遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

クリスマスとその後の開店休業状態のような繋ぎの1週間も終わって、今日からようやくオフィスも仕事モードになってきました。不思議なもので、どこから数え始めても1年間は同じ365日のはずですが、やはりお正月というのは自然と『今年はこれをやるぞ!』という1年間の目標みたいな意気込みが湧き上がってきますね。私がカタチから入るタイプの人間なので、尚更そういう気になるのかもしれません。




私の勤務先では年に一度 appraisalと呼ばれるA4用紙で4-5枚程度のレポートを提出した上で、12月中旬頃に上司と面談を行って一年の振り返りと翌年の課題を話し合い、そしてその席上でその年の賞与と翌年の給与が言い渡されるしきたりになっています。毎年このレビューに臨む時は、なんだかプロ野球選手の契約更改みたいな気分になります。我々の仕事は流行の業界とはいえあまりツブシの効くものでもないので、いつまで稼げるかというのが結構切実な問題であったりもします。そんなわけで、血気溢れる若い連中には『貰えるものは貰えるうちに貰っておく』という主義が徹底しています。私もインターネットのスポーツニュース等で野球選手の『我々はお金で評価されてなんぼですから』とか『うちのチームが好きだからこそ、うちのチームに一番評価してほしい』といった言葉を見つける度に妙に共感したりしています。もっとも、会社としてもこれはあくまでも業務内容のレビューであって金額の交渉をする場ではないというスタンスですから、さすがに『今日は話を聞くだけ。サインはしていません』みたいな状況というのは(私の知る限りでは)在り得ませんが、それでも紛糾しそうな人の場合には事前に下交渉みたいなものが存在したりします。かくいう私も、過去には人事担当のスタッフを通じて『もしも、今年はこれくらいだったとしたらどう思う?』などといった非公式な打診を受けてびっくりしたことがありました。

私の場合、今回はあまり“銭闘”モードではなかったのですが、昨年は思うところがあって会社の上層部に対していくつか建議していたことがあったので(いうなれば、『常に優勝を狙えるようなチーム作りのためには・・・』といった話です)、今回のレビューは、それらのポイントについてどんな話し合いが出来るか期待と不安が入り混じったような気持ちで迎えました。結果として、今回はそれなりに良い話し合いが出来ました。私の上司はHBSから米系投資銀行を経てやって来た40代前半の人なのですが、早いもので彼との付き合いはもう3年になります。初めの頃は、不満や気付いたことがあってもいい子にして様子を伺っていたのですが、私も月日が経つに連れてだんだんと声高に提言や要求をするようになってきました。今回ちょっとだけドキドキしながら投げたやや高めの球もきちんと受け止めてもらえて、しかもそういった姿勢そのものすらも予想外に前向きに評価してもらえたので、何だかいい気分になれたのです。実際、昨年の夏場くらいから社内における自分の担当業務や役回りが少しずつ変わってきているのですが、今回のレビューではそうした方向性に改めてGoサインをもらったということになります。

勿論、現実にはいろいろと課題や問題や悩みは尽きないわけですが、年末にそういう円満な話し合いが出来たこともあって、少なくとも年頭の所感としては『よし、今年も頑張るぞ』とまずまず前向きになっています。

by th4844 | 2006-01-04 07:42 | Career


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