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2006年 01月 24日

ライブドアショックに思う

ライブドアの件は、何か書いておこうと思いながら、いつの間にか随分と日が経ってしまいました。ナイーブ過ぎる物言いなのでしょうが、なんだか人間の最も嫌な部分を見せられた気がして、あまり気が進まなかったのです。

もちろん、堀江氏に幻滅したなどというのではありません。メディアでほぼ確報のように喧伝されている一連の嫌疑について具体的に私が予想していたかと言えばNoですが、しかし彼の危うさというか脇の甘さというのは誰もが始めから感じ取っていたはずであり、ある程度は織込み済みであったはずです。また、2000年前後の前回の日本のITバブルや米国のエンロン事件を例に引くまでもなく、世間の注目を一身に集めた人たちがその絶頂に達したかに見えた頃に衆人環視の下で醜聞の発露によって破滅的な最期を迎えてしまうというのも、決して珍しい現象ではありません。

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by th4844 | 2006-01-24 08:30
2006年 01月 09日

Allergy to Angro Saxon Capitalism (2)

前回は、抵抗も空しくマンネスマンの経営陣が最終的にはボーダフォンとの合併を受け入れた、そしてこの身売りによってマンネスマンの株主とアドバイザーが随分と潤った、というところまで振り返りました。

さて、世界最大の通信会社が誕生するとはいえ、ボーダフォンが手に入れたかったのはマンネスマンの売上の4分の1を占めていた通信事業だけでしたので、合併の受け入れを決めたマンネスマンは早々に機械・自動車部品部門をシーメンスとロバート・ボッシュに、鋼管事業をザルツギッダーにそれぞれ売却します。こうして高騰した自社株という新時代の通貨を武器にしたボーダフォンによる一気呵成の買収攻勢によって、ドイツ最大級のコングロマリットは実にあっけなく解体されてしまいまったのですが、このマンネスマンの突然死は労使協調や長期安定を重視してきたドイツの政財界にかなりの違和感や嫌悪感も惹き起こしたようです。ドイツ政府は早々に合併・買収に関する法規制の改正に乗り出し、外資系企業からの敵対的買収に対するかなり広範な防衛策を認めることになります。

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by th4844 | 2006-01-09 07:05 | London, UK, Europe
2006年 01月 07日

Allergy to Anglo Saxon Capitalism (1)

昨年、日本では年間を通じてライブドア、楽天、村上ファンド、そしてその背後に見え隠れした投資銀行や法律事務所までもが社会的な関心を惹いていましたね。ヒルズ族などという言葉も生まれ、“資本の論理”を振りかざして“マネーゲーム”のように人様の会社の株を“無断で買い占める”という“米国流”の遣り方が随分と物議も醸したようです。かたや、こうした新潮流を頑なに拒絶する“旧世代”の人々には一括りに“抵抗勢力”というレッテルが貼られ、その理路整然と反論出来ない感情むき出しの対応は晒し者にされるばかりでした。日本人同士のこととはいえ、この蜂の巣をつついたかのような騒ぎは、まるで黒船襲来といったところだったのではないでしょうか。

実は、かつて欧州でも似たような社会現象が見られました。今から6-7年ほど前、欧州ではTMTと呼ばれた電話(Telecommunications)、メディア(Media)、ハイテク(Technology)の3業種を中心にダイナミックなM&Aが繰り広げられ、そうした荒波に飲み込まれそうな勢力からは、欧州の古き良き伝統を破壊する米国型の“市場原理主義”や“拝金主義”に対するかなり強い拒絶反応が見られました。日本では“欧米”と一括りにされることも多いですし、事実、一般的に言えば欧州の企業文化は日本と米国の中間的なところに存在していますが、それは欧州がもともと米国に近いというよりは、欧州が日本よりも少しだけ先に米国との接触・衝突という化学反応を経験したことによって、現在の姿になってきたということではないでしょうか。欧州の経験していることを眺めてみると、極端な日本異質論というものが決して生産的で無いという思いが自然と強まってくるのですが、今回はそんな象徴的な事例の1つとして、1999年から2000年にかけてのボーダフォンによるドイツのマンネスマンへの買収攻勢を振り返ってみたいと思います。当時史上最大規模の敵対的買収案件だと喧伝されていましたので、ご記憶されていらっしゃる方も多いかもしれません。私の場合は、その頃はまだ東京に住んでいたこともあってきちんとフォローしていませんでしたので、今回は少し時間をかけて昔の新聞記事もひっくり返しておさらいしてみました。

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by th4844 | 2006-01-07 08:19 | London, UK, Europe
2006年 01月 04日

あけましておめでとうございます

少し遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

クリスマスとその後の開店休業状態のような繋ぎの1週間も終わって、今日からようやくオフィスも仕事モードになってきました。不思議なもので、どこから数え始めても1年間は同じ365日のはずですが、やはりお正月というのは自然と『今年はこれをやるぞ!』という1年間の目標みたいな意気込みが湧き上がってきますね。私がカタチから入るタイプの人間なので、尚更そういう気になるのかもしれません。

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by th4844 | 2006-01-04 07:42 | Career