2005年 09月 24日

ひとりで、じわりとかみしめる

帰り道にネパール料理屋でtake awayしたカレーを、つい先程1人で食べ終えた。昨日の夜も1人で日本製のインスタントラーメンに卵を二個入れて食べた。普通、夜中に帰宅して、ひとりでこういう食事をするのは侘しいものだ。駒沢のワンルームのアパートに一人で住んでいた4年前を思い出す。でも、昨日も今日もすごく満ち足りた気持ちで一人の食事を楽しめた。

昨日のラーメンは美味かった。すっかり空っぽになっていた胃袋が満たされ始めると、水曜日の夜中にタクシーで家を出てから帰宅するまでのちょうど24時間、役立たずの自分なりにも何か出来ることがないかとそれなりに気持ちが張り詰めていたことに気付いた。そして、その緊張の糸がふっと途切れると、ひとりでに笑みがこぼれてしまった。思わず、誰もいない家で歓喜の声をあげる。『父親になった気持ちってどうよ?』と自分に問いかけてみる。同僚達に聞かされていた“誇らしい”という気持ちとは少し違った。まず嬉しい。そしてそれよりも感謝だ。父親になったというよりも、父親にしてもらったという感覚と言おうか、妻からとんでもないプレゼントをもらったような気持ちなのだ。この9ヶ月、身の回りの手伝いくらいはしたものの、基本的には私は傍観していただけだ。そして妻が19時間も分娩室で過ごしている間も、私はただ見守り、ワンパターンな声をかけ、そして最後に臍の緒を切らせてもらうだけだった。全部彼女が頑張ってくれたお陰。だから、今の時点では『オレの子供』と呼ぶのはおこがましい気持ちになる。ただ、これからは違う。これからは自分に出来ること、自分がやるべきことがもう少し増える。一日も早く『オレの子供だ』と胸を張って威張れるくらいに、いや、せめて妻に気後れすることなく『オレ達の子供』と言えるように、父親としての務めを出来る限り果たしていきたいと思う。

オレにどんなことが出来るかな。あの子がそのうちどんな言葉を発するようになるのかな、そしてどんな大人に育っていくのかな。あんな不細工な顔が、大きくなるにつれて少しはキリッとした顔に、あるいはひょっとするとイケメンに化けてしまったりするのかな。ふわふわと妄想を膨らませながら一人で食べた昨晩のラーメン、今晩のカレーは、侘しいどころかとても楽しかった。

明日の朝、妻と子供が退院する。

いよいよ3人の生活が始まる。
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by th4844 | 2005-09-24 09:37 | Me, Family, Friends


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